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土地売却仕訳|個人事業主と法人で異なる仕訳方法を解説

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土地売却仕訳|個人事業主と法人で異なる仕訳方法を解説

土地売却仕訳|個人事業主と法人で異なる仕訳方法を解説

2024/10/03

土地売却の仕訳は、個人事業主と法人では異なる方法で行う必要があります。 事業用の土地を売却したことがある、またはこれから売却しようと考えている個人事業主や法人の経営者にとって、土地売却の仕訳方法は重要なポイントです。 会計ソフトへの入力や税務申告に不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、個人事業主と法人で異なる土地売却の仕訳方法を具体例を交えて解説することで、会計処理の不安を解消し、正確な申告ができるようにします。

□土地売却仕訳|個人事業主と法人では仕訳方法が異なる

個人事業主と法人で土地売却の仕訳方法は大きく異なります。
個人事業主は、土地売却によって発生した利益や損失を「事業主借」「事業主貸」という勘定科目を使って仕訳を行います。
一方、法人は「固定資産売却益」「固定資産売却損」という勘定科目を使用します。

 

1: 個人事業主の場合

個人事業主が土地を売却した場合、売却益が発生した場合には「事業主借」、売却損が発生した場合には「事業主貸」に計上します。
例えば、1,000万円で取得した土地を1,200万円で売却した場合、売却益は200万円となり、「事業主借」に200万円を計上します。
一方、1,000万円で取得した土地を800万円で売却した場合、売却損は200万円となり、「事業主貸」に200万円を計上します。

 

2: 法人の場合

法人が土地を売却した場合、売却益が発生した場合には「固定資産売却益」、売却損が発生した場合には「固定資産売却損」に計上します。
例えば、1,000万円で取得した土地を1,200万円で売却した場合、売却益は200万円となり、「固定資産売却益」に200万円を計上します。
一方、1,000万円で取得した土地を800万円で売却した場合、売却損は200万円となり、「固定資産売却損」に200万円を計上します。

 

3: 注意点

個人事業主と法人で仕訳方法が異なる理由は、会計処理の目的が異なるためです。
個人事業主は、事業主自身の所得を把握することが目的であるのに対し、法人は企業の収益を把握することが目的です。
そのため、個人事業主は事業主自身の資産と事業の資産を区別する必要がなく、「事業主借」「事業主貸」という勘定科目を使用します。
一方、法人は企業の資産と負債を明確に区分する必要があるため、「固定資産売却益」「固定資産売却損」という勘定科目を使用します。
 

□土地売却仕訳|具体的な仕訳例と経費の計上方法

土地売却の具体的な仕訳例を、個人事業主と法人それぞれで見ていきましょう。
ここでは、売却益が発生した場合と売却損が発生した場合の仕訳方法を分かりやすく解説します。
さらに、仲介手数料、登記費用などの経費の計上方法についても詳しく説明します。

 

1: 売却益が発生した場合

売却益が発生した場合の仕訳は以下のようになります。
・個人事業主の場合
(借方)現金 1,200万円
(貸方)土地 1,000万円
(貸方)事業主借 200万円
・法人の場合
(借方)現金 1,200万円
(貸方)土地 1,000万円
(貸方)固定資産売却益 200万円

 

2: 売却損が発生した場合

売却損が発生した場合の仕訳は以下のようになります。
・個人事業主の場合
(借方)現金 800万円
(貸方)土地 1,000万円
(貸方)事業主貸 200万円
・法人の場合
(借方)現金 800万円
(貸方)土地 1,000万円
(貸方)固定資産売却損 200万円

 

3: 経費の計上

土地売却の際に発生する経費は、売却費用として仕訳を行います。
売却費用には、仲介手数料、登記費用、広告費などが含まれます。
・仲介手数料
仲介手数料は、不動産会社に支払う手数料です。
仕訳は、以下のようになります。
(借方)売却費用 100万円
(貸方)現金 100万円
・登記費用
登記費用は、土地の所有権を移転する際に発生する費用です。
仕訳は、以下のようになります。
(借方)売却費用 50万円
(貸方)現金 50万円
・広告費
広告費は、土地の売却を宣伝するために発生する費用です。
仕訳は、以下のようになります。
(借方)売却費用 20万円
(貸方)現金 20万円

 

土地売却の仕訳は、売却益が発生した場合と売却損が発生した場合で異なります。 また、売却費用が発生した場合には、売却費用として仕訳を行う必要があります。 土地売却の仕訳は、複雑で難しいですが、正確に仕訳を行うことが重要です。 会計ソフトを利用したり、税理士に相談したりすることで、正確な仕訳を行うようにしましょう。

□まとめ

この記事では、個人事業主と法人で異なる土地売却の仕訳方法を具体例を交えて解説しました。
個人事業主は「事業主借」「事業主貸」で仕訳を行い、法人は「固定資産売却益」「固定資産売却損」で仕訳を行うことを理解できたかと思います。
土地売却の仕訳は、複雑で難しいですが、正確に仕訳を行うことが重要です。
会計ソフトを利用したり、税理士に相談したりすることで、正確な仕訳を行い、会計処理の不安を解消しましょう。

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