マンション売却で損しない!減価償却の計算方法を解説
2024/09/30
マンション売却を検討しているあなたは、売却価格だけでなく、得られる利益についても気になっているのではないでしょうか。 マンションの売却益は、譲渡所得として課税されます。 そして、譲渡所得を計算する際に重要なのが「減価償却費」です。 減価償却費を正しく計算することで、税金を抑え、売却益を最大限に引き出すことができます。 この記事では、マンション売却における減価償却の計算方法を分かりやすく解説し、売却時に損をしないための知識を提供します。
□マンション売却と減価償却の関係
マンション売却で発生する譲渡所得を計算する際に、減価償却費は重要な要素となります。
減価償却費を正しく計算することで、税金を抑え、売却益を最大限にできるのです。
1: 減価償却とは、経年劣化や使用によって価値が減少していく固定資産を取得した際に用いる会計処理法のことです。
マンションの場合、減価償却の対象になるのは建物部分で、土地は含まれません。
これは、建物は時間の経過や使用によって劣化するため価値が下がる一方、土地は劣化しないとされているからです。
2: マンション売却で減価償却を理解する必要がある理由は、譲渡所得を算出する際に必要となるためです。
譲渡所得とは、マンション売却によって得た利益のことです。
譲渡所得には、譲渡所得税(住民税・所得税)が課せられます。
3: 譲渡所得を計算する際には、マンションの取得にかかった費用から減価償却費を引いた金額が「取得費」となります。
つまり、減価償却費を計算することで、取得費を減らし、結果的に譲渡所得を減らすことができるのです。
□マンション売却における減価償却費の計算方法
減価償却費の計算には、以下の3つの要素が必要です。
1: 建物購入代金
減価償却の対象となるのは建物部分のみです。
2: 償却率
償却率は、建物の耐用年数によって決まります。 マンションの耐用年数は、国税庁が定めた「耐用年数表」に基づいて計算されます。 一般的には、鉄筋コンクリート造のマンションは47年、木造のマンションは22年とされています。
3: 経過年数
経過年数は、マンションを取得した日から売却する日までの期間です。 これらの要素を用いて、以下の計算式で減価償却費を計算します。 減価償却費 = 建物購入代金 × 償却率 × 経過年数 例えば、10年前の価格が5,000万円の鉄筋コンクリート造のマンションを売却する場合、減価償却費は以下のように計算できます。 減価償却費 = 5,000万円 × (1/47) × 10年 = 約1,063万円 このように、減価償却費を計算することで、マンションの価値がどの程度減価しているのかを把握することができます。
□まとめ
マンション売却では、減価償却費を正しく計算することが、税金を抑え、売却益を最大限に引き出すために重要です。 減価償却費は、建物購入代金、償却率、経過年数の3つの要素によって計算されます。 これらの要素を理解し、正確に計算することで、売却時に損をすることなく、利益を最大限にできることを覚えておきましょう。
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