土地を売る前に!土地売却の相場を正確に把握する方法
2024/04/29
目次
土地を保有している方々がその売却を検討する際、最も重要なのはその土地の適正な価格を知ることです。
不十分な情報に基づく判断は、不利益を招く可能性があります。
本記事では、土地の適正な売却価格を把握するための具体的な方法と注意点について解説します。
□土地売却の相場を知る4つの鍵
土地売却における適正価格を知るための方法は、大きく分けて4つあります。
1:実勢価格について
実勢価格とは、売主と買主が合意に達した上で成立した実際の取引価格を指します。
この価格は、土地の現実的な市場価値を反映しており、土地売却の際には最も参考になる指標の1つです。
ただし、実勢価格は公的な記録に残ることもあれば、そうでない場合もあり、正確な情報を得るには専門的な知識が必要になることもあります。
2:地価公示価格とは
地価公示価格は、国土交通省が毎年公示する土地の価格で、さまざまな土地の価格情報が公開されています。
この価格は、特定の地点における標準的な土地の価値を示すものであり、土地売却の際の参考価格として広く利用されています。
しかし、地価公示価格はあくまで一般的な指標であり、個々の土地の特性を全て反映しているわけではありません。
3:相続税評価額(路線価)
相続税評価額は、相続税や贈与税の計算の基準となる価格で、国税庁が定める路線価に基づいています。
この価格は、土地の位置や形状、周辺環境などを考慮したもので、相続や贈与の際に重要な役割を果たします。
しかし、売却目的の土地評価としては、市場状況を完全には反映していない可能性があります。
4:査定価格の活用
査定価格は、不動産会社が土地の価値を評価し算出した価格です。
この価格は、土地の具体的な条件や市場状況、近隣の取引事例などを総合的に考慮しています。
□土地売却時の相場調査で忘れてはならない注意点
*売り出し価格と成約価格の違いを理解する
売り出し価格とは、土地を市場に出す際に設定する価格であり、成約価格とは実際に取引が成立した際の価格です。
これら2つの価格は、必ずしも一致するわけではありません。
売り出し価格は、交渉の余地を残すために成約価格よりも高めに設定されることが一般的です。
したがって、相場情報を収集する際には、掲載されている価格がどちらを指しているのかを確認することが大切です。
*自分で調べた相場情報を適切に扱う
自分で収集した相場情報は、あくまで参考程度に留め、全てを鵜呑みにしないようにしましょう。
土地の特性や市場の状況によっては、収集した情報が実際の取引価格と大きく異なる場合もあります。
そのため、売却を検討する際には、必ず専門家である不動産会社に相談し、正確な査定を依頼することが重要です。
*最新の査定情報を得る
過去に査定を受けた価格があっても、市場状況は常に変動しています。
そのため、売却を検討する際には、最新の市場状況を反映した査定を受けることが必要です。
時間が経過すると、土地の価値が上がっている場合もあれば、下がっている場合もあります。
常に最新の情報をもとに判断することが、適正な売却を実現するためには不可欠です。
□まとめ
本記事では、土地売却の際の適正価格を知るための主要な方法と注意点について解説しました。
土地売却を検討している方は、ここで紹介したポイントをしっかりと押さえ、有利な売却を目指しましょう。
土地の売却を検討している方は、地域に根差し、豊富な知識で安心・安全のご提案をさせていただく当社にぜひご相談ください。
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