土地売却固定資産税:負担割合や計算方法、注意点まで解説!
2024/09/27
土地売却を検討しているあなたは、固定資産税の負担について不安を抱えているかもしれません。 「売却後の固定資産税はどうなるの。」 「売主と買主、どちらが負担するの。」 「計算方法は複雑そうだし…」 このような疑問を持つ方は少なくありません。 この記事では、土地売却における固定資産税の負担割合、計算方法、注意点などをわかりやすく解説します。 売買契約前にしっかりと理解しておけば、安心して土地売却を進められます。
□土地売却時の固定資産税、誰が負担する?
土地売却時の固定資産税は、1月1日時点の所有者が負担します。 しかし、売買契約で売主と買主が所有期間に応じて負担割合を分担することが一般的です。 具体的に見ていきましょう。
1: 固定資産税の納税義務者は1月1日時点の所有者
固定資産税は、土地や建物などの不動産に課せられる税金です。 その年の1月1日時点で、対象となる不動産を所有している人が納税義務を負います。
2: 売却した場合の負担割合は所有期間で決まる
1月1日時点で所有していた不動産を途中で売却した場合、その後の固定資産税の負担は売主と買主で分担することになります。 例えば、1月1日に所有していた土地を7月1日に売却した場合、売主は1月1日から6月30日までの期間分の固定資産税を負担し、買主は7月1日から12月31日までの期間分の固定資産税を負担します。
しかし、この期間は県によって異なるので注意が必要です。
参考に、福岡だと4月1日から計算します。
3: 売買契約で負担割合を明確にする
売主と買主の間で、固定資産税の負担割合を明確に定めておくことが大切です。 売買契約書に、固定資産税の負担割合を明記しておきましょう。
□土地売却時の固定資産税の計算方法
土地売却時の固定資産税は、所有期間に応じて日割り計算されます。 具体的な計算方法を例に挙げて説明します。
1: 固定資産税の計算式
固定資産税は、固定資産税評価額に税率を掛けた金額で計算されます。 固定資産税評価額は、固定資産税納付通知書に記載されています。
2: 日割り計算の例
例えば、固定資産税評価額が3,000万円、税率が1.4%の場合、1年分の固定資産税は42万円となります。 この土地を7月1日に売却した場合、売主は1月1日から6月30日までの6ヶ月分の固定資産税を負担することになります。 日割り計算すると、6ヶ月分の固定資産税は、42万円 × 6ヶ月 ÷ 12ヶ月 = 21万円となります。 売主は21万円を買い主に支払い、買い主は残りの21万円を固定資産税として納税します。
3: 固定資産税の清算
売買契約締結後、売主は買い主に固定資産税の清算金を支払う必要があります。 清算金は、売主が負担する期間分の固定資産税の金額となります。
□まとめ
土地売却時の固定資産税は、1月1日時点の所有者が負担しますが、売買契約で売主と買主が所有期間に応じて負担割合を分担することが一般的です。
固定資産税の計算は日割り計算で行われ、売主は買い主に清算金を支払う必要があります。
土地売却を検討する際は、固定資産税の負担割合や計算方法を事前に理解しておきましょう。
そうすることで、安心して土地売却を進めることができます。
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