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糟屋郡で土地を探すなら?用途地域と将来の街づくり計画

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糟屋郡で土地を探すなら?用途地域と将来の街づくり計画

糟屋郡で土地を探すなら?用途地域と将来の街づくり計画

2025/09/02

福岡都市圏の東側に広がる糟屋郡(宇美・志免・須恵・粕屋・篠栗・久山・新宮)は、福岡市への通勤・通学アクセスと、自然の近さが両立する人気エリアです。

一方で、町ごとに用途地域やまちづくりの方針が異なるため、同じ「駅徒歩圏」でも建てられる建物の規模や将来の雰囲気が大きく変わります。この記事では、最初に用途地域の基礎を押さえ、そのうえで各町の将来計画の要点と土地選びの実務チェックをまとめました。

1.まずは“用途地域”を正しく理解する

 

土地選びの出発点は用途地域です。用途地域は「住居・商業・工業など、市街地の大枠の使い方を定める制度」で、全部で13種類あります。住居系(低層〜中高層・住居・準住居)、商業系(近隣商業・商業)、工業系(準工業・工業・工業専用)に加え、田園住居地域も含まれます(2018年創設)。

用途に応じて建てられる建物の種類や規模が変わるため、「どんな暮らし/どんな事業をしたいか」=適した用途地域を結び付けて考えるのがコツです。

 

市街化区域と市街化調整区域の違い

福岡県(福岡都市圏)では、多くの地域が区域区分(線引き)により市街化区域市街化調整区域に分かれています。市街化区域は「計画的に市街地を整備する」エリア、調整区域は「市街化を抑制する」エリアです。土地の開発・建築の可否やハードルが大きく違うため、同じ糟屋郡でも「どちらの区域か」で将来像は一変します。

 

2.糟屋郡7町の「将来のまちづくり」要点

 

糟屋郡の各町は、都市計画マスタープランで将来の都市像・土地利用・交通・緑の方針などを明示しています。住宅地を探す方も、事業用地を検討する方も、マスタープランの方向性=将来価値のヒントです。以下、計画期間や掲げる項目が確認できる一次情報を中心に、抑えるべきトピックを整理します。

・粕屋町
「土地利用」「交通体系」「安全・安心・快適」「緑の景観」などの全体構想・地区別構想を掲げ、将来像は概ね2040年を展望。都市計画の窓口や総括図も公開。

・須恵町
第二次都市計画マスタープラン(2024〜2044年)を策定し、公表。住民参加(アンケート、ワークショップ)を通じて将来像を更新している点が特徴です。 

・宇美町
都市計画マスタープランを2025年に改定。策定済み計画をベースに、最新の社会状況を踏まえた都市づくりの方向性が示されています。 

・篠栗町
第5次総合計画や都市計画区域マスタープランに即し、基準年平成24年→目標年令和14年(2032年)で都市づくりの方針を提示。中間年次で検証する運用です。 

・志免町
目標年次は2040年。市街化調整区域の整備・保全構想も併せて公開しており、調整区域の扱いを重視する方は必読。 

・久山町
第4次久山町総合計画に基づく都市計画マスタープランを策定。自然環境と都市機能の調和に配慮した方針が示されています。

・新宮町
都市全体および各地域の土地利用と都市施設の整備方針を明確化。郊外型の住宅地と駅前の利便性が共存する町らしい計画です。

3.将来価値から逆算するエリアの見方

 

① 駅近×住居系:日常利便と資産の安定性

駅徒歩圏の第一種・第二種住居準住居近隣商業は、生活利便施設が集まりやすく、人口流入の受け皿として位置付けられることが多い。将来的にも住宅ニーズが見込める一方、建ぺい率・容積率や高さ制限、斜線制限などは計画ごとに差が出ます。駅近=何でも可ではない点に注意。

 

② 低層×環境重視:景観と静けさを買う

第一種・第二種低層住居専用地域は、日照・通風・景観配慮を重視し、中高層用途や大規模店舗に制限がかかります。落ち着いた環境の代わりに、将来の土地の使い方の自由度は低めです。や

 

③ 調整区域ד例外”戦略:地元性・農地・条例の世界

市街化調整区域は原則として新たな開発・建築が抑制されます。例外的に認められる場合でも、都市計画法34条(立地基準)県の審査基準・条例に適合する必要があり、個別審査の難易度が高い領域。糟屋郡で調整区域の土地を検討する場合、福岡県の開発局制度(29条・33条・34条)や、県条例に基づく建築規制緩和区域の考え方を把握しておくと現実解が見えます。

4.土地購入前の実務チェックリスト

 

(1)都市計画・建築の制限を洗い出す

・用途地域(13種)・建ぺい率・容積率・高度地区・斜線制限

・地区計画・景観計画・風致地区・特別用途地区の有無

市街化区域/調整区域/準都市計画区域の別(準都市計画区域も県が指定し得る) 

・都市計画道路の計画線(将来の道路拡幅に伴う制限・建て替え影響)

(2)開発・建築の許可可能性

・区画形質の変更(造成)や規模に応じた開発許可(29条)の要否

・調整区域の場合の立地基準(34条)適合可否・個別相談の結果

・土地の規模によっては国土利用計画法の届出が必要(大規模取引)

(3)インフラ・生活利便

・上下水道・都市ガス・電柱移設の可否と費用

・学区・病院・買物施設・バス便の本数・幹線騒音

(4)防災・環境

・洪水・内水・土砂災害警戒区域・津波等のハザードマップ

・がけ条例・地盤・液状化・埋設物リスク

(5)法務・境界

・境界標・確定測量の有無/越境・通行地役権・里道水路の扱い

・農地転用の要否(農地法)、文化財包蔵地などの調査

 

5.目的別・用途地域の使い分けヒント

 

・静かな戸建てを建てたい→ 第一種・第二種低層住居専用(ただし高さ・用途制限に留意)

・二世帯住宅や、やや大きめの建物に→ 第一種・第二種中高層住居専用/第一種住居

・自宅+小規模サロン・教室・SOHO→ 第一種住居〜準住居(用途制限と駐車スペースに注意)

・ロードサイド店舗・事務所・倉庫→ 準住居/準工業(周辺住宅地との調整・騒音に配慮)

・ものづくり・物流系→ 準工業/工業(工業専用は住居不可なので要注意)

・半農半住・直売所併設の暮らし→ 田園住居地域(指定の有無と運用を事前確認)

 

6.郡内どこがいい?を決める三段論法

 

・ライフプラン軸
通勤時間・子育て環境・実家や支援ネットワーク・車の保有台数。

・まちの将来像軸
駅前再編・歩行者回遊・防災強化・緑地保全など、の優先投資テーマが自分の価値観と合うか(各町のマスタープランを必ず確認)。

・土地個別成約軸 
用途地域・区域区分・道路条件・ハザード・開発許可可否の“個別審査”を先に潰す。特に調整区域は「買ってから考える」ではなく事前協議→特約が鉄則です。

 

7.まとめ:糟屋郡の「将来計画」を味方に、用途地域で勝つ

 

用途地域(13種)を理解し、区域区分(市街化/調整)の違いを踏まえると、同じ価格帯でも将来の使い勝手と価値の伸びしろが読み解けます。

糟屋郡7町は、2040年前後を見据えた都市計画マスタープランを公開・更新しています。「その町がどこに投資し、何を守るのか」を事前に確認することで、ミスマッチを大幅に減らせます。 

調整区域や大規模造成は、県の開発許可制度・審査基準の理解が不可欠。「買付前の役所相談」「契約特約でのリスクヘッジ」までをワンセットにしましょう。 


付録|原典リンク

  • 粕屋町:都市計画マスタープラン・都市計画総括図ほか。 

  • 須恵町:第二次都市計画マスタープラン(2024–2044)、改定の経緯。 

  • 宇美町:都市計画マスタープラン(2025年改定)。 

  • 篠栗町:都市計画マスタープラン(目標年2032年)。 

  • 志免町:都市計画マスタープラン(目標年2040年)。

  • 久山町:都市計画マスタープラン。

  • 新宮町:都市計画マスタープラン。 

  • 用途地域(13種)基礎解説:国交省・近畿地方整備局。

  • 区域区分(線引き)の考え方:福岡県。 

  • 市街化調整区域の基礎:福岡市解説。

  • 開発許可の枠組み(29条・33条・34条):福岡県。 


 

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